タイトル思いつかない

なんか書いたのを公開するやつ

サッカー2022(1)

数年ぶりに結構サッカーを観たので感想をば。

(気が向いたら、追記していくスタイルで)

 

 

1.2点差の重み

 今大会、2点差をつけた試合の勝率が非常に高い。

 逆に2点差をつけられてからビハインド側が勝利した試合は1つもなく、

 追いついた試合も63試合で3試合しかない。

  韓国対ガーナ・・・韓国が0-2から追いつくも、ガーナに勝ち越され敗北。

  セルビアカメルーン・・・カメルーンが1-2から追いつき、引き分け

  オランダ対アルゼンチン・・・オランダが0-2から追いつくも、PK戦で敗北。

 過去大会の記録までは観ていないが、2点差を取られるということは、

 試合を決定づけることを強く印象付けられた。

 

 ちなみに1点差の試合は22試合。うち5試合がビハインド側が逆転して

 勝利した試合だった。

 セルビア対スイス戦以外は、すべてアジア勢のジャイアントキリングによるもの。

 (サウジアラビア対アルゼンチン、日本対ドイツ、日本対スペイン

  韓国対ポルトガル

 日本のドイツ・スペイン戦は、前半を1点ビハインドで終えれば、逆転できるという

 ゲームプランであったと想定されるので、やはり2点目を取れるか取れないかは

 大きな差があったと思う。

 

2.攻撃の速さ

 今大会に限った話ではないが、ボールを持ってからシュートまでの時間が

 非常に速いものが多かった。

 典型例は日本対スペインの日本。

 前半はスペインの攻勢を耐え抜き、後半開始時に、選手を入れ替えて、

 一気にギアを上げてからの先制点。その直後に2得点目。

 いずれも、ボールを持ってからシュートまでは早かった。

 今大会上位進出しているチームは、攻撃に転じてからの展開を早くできる

 チームが多い。

 ボール保持率が高いチームが不利というよりは、ボールを保持していても、

 攻撃に転じるスイッチを入れられるチームが勝ち上がった印象。

 逆にスペイン代表のように、ボール保持はできても、スピード感ある

 攻撃(縦に速い攻撃)が少ないチームは苦戦していた。

 スペインについては、初戦のコスタリカ戦で大量得点を取っているが、

 あれはコスタリカ側の不手際(トランジットミスによる主力選手の合流遅れ、

 折衝不足による直前の親善試合中止)によって、全く準備ができていない

 チームと対峙した結果だったと考えている。

 

 また、速い攻撃によって、守備側もラインをあまり高めにとらない戦術が

 主流となっていた。

 真逆の戦術をとったセルビア(守備のラインを非常に高く設定していた)は、

 縦に速い攻撃の恰好の餌食となっており、カメルーン戦、スイス戦では、

 守備ラインの裏側を狙われて失点を重ねてしまっていた。

 (逆に前がかりにしかけたことで、得点力は大会屈指であった)

 

3.日本代表の評価

 今大会の日本は、ドイツ・スペインという優勝経験国に勝利をおさめ、

 最終的に3位になったクロアチア相手にPK戦にまで持ち込むなど、

 モロッコと並ぶ今大会の台風の目であったと思う。

 個人的には、グループリーグ敗退とベスト16を交互に繰り返してたジンクス

 みたいなのを打ち破ってくれたのが嬉しかった。

 (98GL敗退、02ベスト16、06GL敗退、10ベスト16,14GL敗退、18ベスト16)

 強豪2か国に勝利してのベスト16は素晴らしい結果である一方で、

 コスタリカ戦では、ボールを保持した際の試合運びという課題を

 解消しきれないまま敗北してしまっており、その点が気になる点である。

 森保監督の卓越した采配は見事であるものの、この4年間課題であった点が

 解消できていないので、今大会後も続投するのであれば、その点が不安である。

 コスタリカ戦については、後半投入した三苫選手へもっとボールを渡すような

 指示をしていたり、久保選手の投入などもすれば、変わっていたかもしれないな、

 と思っている。

 (久保選手については、ドイツ・スペイン戦で前半のみの交代で、クロアチア戦は

  体調不良で欠場だったので、コンディションが良くなかったのかもしれないが)